• トロイの木馬とは
  • トロイの木馬の仕組み
  • トロイの木馬の感染経路
  • トロイの木馬の種類
  • トロイの木馬感染のサイン
  • トロイの木馬の検出と駆除方法
  • トロイの木馬を防ぐための対策
  • トロイの木馬攻撃の実例
  • FAQ:トロイの木馬に関するよくある質問
  • トロイの木馬とは
  • トロイの木馬の仕組み
  • トロイの木馬の感染経路
  • トロイの木馬の種類
  • トロイの木馬感染のサイン
  • トロイの木馬の検出と駆除方法
  • トロイの木馬を防ぐための対策
  • トロイの木馬攻撃の実例
  • FAQ:トロイの木馬に関するよくある質問

トロイの木馬とは?リスクと対策を徹底解説

特集記事 27.05.2026 1 分
Christopher Owolabi
この記事を書いた人 Christopher Owolabi
Ata Hakçıl
レビューをした人 Ata Hakçıl
William Stupp
編集者 William Stupp
trojan virus_featured image

トロイの木馬は、安全なソフトやファイルを装ってユーザーをだまし、悪意あるプログラムをダウンロードさせるマルウェアの一種です。種類によっては、個人情報を密かに収集したり、ファイルを人質に取って身代金を要求したり、さらなるマルウェアを侵入させたりと、さまざまな被害を引き起こします。

本ガイドでは、トロイの木馬とは何か、その仕組み、そしてデバイスにどのようなリスクをもたらすのかを解説します。さらに、感染のサインや、PC・スマートフォンからの駆除方法についても詳しく紹介します。

トロイの木馬とは

トロイの木馬は、数あるマルウェアの一種です。その特徴を理解しておくことは、誰にとっても重要なサイバーセキュリティの基礎知識といえます。

トロイの木馬の定義

トロイの木馬(トロイの木馬ウイルスと呼ばれることもあります)は、正規のソフトやファイルを装う点が特徴のマルウェアです。一見安全に見えますが、内部には悪意のあるコードが仕込まれており、ダウンロードやインストールを行うとデバイスに被害を与える可能性があります。

トロイの木馬は、ソフトウェアのアップデートや無料アプリ、あるいは文書ファイルや動画ファイルのように見えることがあります。しかし実際には、ユーザーが気づかないまま悪意のあるコードが含まれています。

トロイの木馬はウイルス?それともマルウェア?

厳密には、トロイの木馬とウイルスは異なる種類のマルウェアです。ウイルスのように自己増殖したり、他のファイルへ感染を広げたりする性質は基本的にありません。

さらに、トロイの木馬はその挙動によって、別のマルウェア分類に当てはまることもあります。例えば、暗号資産の不正マイニングを行うクリプトジャッキング、ランサムウェア、スパイウェアとして機能するケースもあります。

とはいえ、一般的には「ウイルス」という言葉が、自己増殖型に限らずあらゆるマルウェアを指して使われることも少なくありません。そのため、広い意味ではトロイの木馬もウイルスと呼ばれることがあります。

トロイの木馬とウイルスの主な違い

A Venn diagram showing how Trojans and viruses differ and the traits that they share.トロイの木馬とウイルスは、いずれもマルウェアの侵入経路(ベクター)として分類されます。これらは「どのように脅威が届けられるか」を示す用語であり、実際にデバイスへ与える影響そのものを指すわけではありません。内部の動作はそれぞれ大きく異なります。

トロイの木馬は、便利なアプリやファイルを装って設計されています。ユーザーにダウンロード・インストールさせることが目的です。インストール後もすぐに危険とは気づきにくく、正規機能を備えている場合もあるため、削除されにくい特徴があります。また、アンインストールを困難にするようデバイスの設定を改変するケースも少なくありません。

一方、ウイルスは感染ファイルを開いた瞬間に攻撃を開始するケースが一般的です。トロイの木馬と異なり、他のファイルへ感染することで自己増殖し、プログラムに従って拡散します。多くの場合、感染のきっかけはユーザー操作ですが、その後は自律的に活動を広げます。対してトロイの木馬は、インストールが完了して初めて動作する点が大きな違いです。

どちらも侵入手法の一種であるため、トロイの木馬とウイルスが引き起こす被害には多くの共通点があります。

トロイの木馬の歴史

「トロイの木馬」という名称は、古代ギリシャのトロイ戦争に由来します。ギリシャ軍が和平の贈り物と見せかけて巨大な木馬を送り込み、その内部に潜んでいた兵士が都市を陥落させたという逸話です。この"欺き"の象徴から、安全に見えて実際には脅威を含むプログラムを指して「トロイの木馬」と呼ぶようになりました。

1975年、ジョン・ウォーカーが最初のトロイの木馬を開発したとされています。「PERVADE」と呼ばれるそのプログラムは、「ANIMAL」というゲームのコピーを自動的に作成し、他のユーザーに広める仕組みでした。当初は悪意のないものでしたが、この手法は後にサイバー犯罪に悪用されるようになります。

1989年には、悪意あるトロイの木馬の初期事例が確認されています。あるプログラマーが医療会議の参加者にフロッピーディスクを配布し、「エイズ流行に関する情報が含まれている」と説明しました。実際にファイルを開くと無害なアンケートが表示されますが、デバイスを90回再起動するとハードディスク全体が暗号化され、データが失われる仕組みでした。さらに、復旧のために現金を送るよう要求するメッセージが表示されました。

これは典型的なトロイの木馬の例です。長期間にわたり正規のプログラムに見せかけながら、内部にはランサムウェアが仕込まれていました。このような手法は、その後の多くのトロイの木馬にも受け継がれています。

その後、トロイの木馬はあらゆるマルウェアを拡散する有効な手段として広く利用されるようになりました。PCやスマートフォンなどあらゆるデバイスで確認されており、特に正規アプリを装ったモバイルアプリは大きな問題となっています。たとえばAndroid向けトロイの木馬「xHelper」は、最初の7か月で1日あたり約131台の端末に感染しました。iOS向けは比較的被害が少ない傾向にあるものの、iPhoneも決して安全とは言えません。

トロイの木馬の仕組み

A flowchart showing how Trojans work.サイバー犯罪者は、ファイル共有サイトへの掲載や、メール・SMS・SNSでのリンク拡散など、さまざまな手口でトロイの木馬を広めます。

ユーザーにダウンロードやインストールをさせるため、サイバー犯罪者はソーシャルエンジニアリングを駆使します。これは人間の感情に働きかけ、冷静な判断を鈍らせる手法の総称です。恐怖心や欲望をあおり、「今すぐ対応が必要」といったメッセージと組み合わせて使われることが多くあります。

悪意のあるプログラムがインストールされると、その後の挙動はトロイの木馬の種類によって異なります。デバイスを遠隔操作されたり、密かに監視されたり、個人情報を盗まれたりする場合があります。また、一定時間が経過するまで、あるいは特定の操作が行われるまで正常に見えるケースもあります。

トロイの木馬感染による長期的な影響

トロイの木馬に感染すると、単発の金銭被害から個人情報の流出・悪用まで、深刻な影響が長期にわたって続く可能性があります。リモートアクセス型トロイの木馬(RAT)では、気づかないまま数か月〜数年にわたりデバイスを完全に乗っ取られるケースもあります。さらに、盗まれた個人情報がダークウェブで公開されると、被害は長期間にわたり影響を及ぼします。加えて、破壊されたデータは復旧できない場合もあり、長年の成果が失われるリスクもあります。

トロイの木馬の感染経路

トロイの木馬は「だますこと」を前提に拡散されます。サイバー犯罪者はさまざまな手法を用いて、ユーザーにマルウェアをダウンロード・実行させ、さらに削除させないよう仕向けます。具体的な手口に入る前に、こうした行動を引き起こす代表的なソーシャルエンジニアリングの手法を見ていきましょう。

トロイの木馬拡散でよく使われる心理的手法には、次のようなものがあります:

  • 好奇心を刺激する:誇張した主張や「知りたい情報を公開する」といった誘いで関心を引き、警戒心を下げさせる手口です。
  • 有名人や企業になりすます:正規のソフトを装うのと同様に、発信元も信頼できる存在を装います。例えば、通信会社を名乗るメッセージで偽の請求書を送ったり、「アプリをダウンロードすれば割引」と誘導したりし、実際には監視目的のトロイの木馬を仕込むケースがあります。
  • 乗っ取られたアカウントを利用する:サイバー犯罪者は、被害を拡大させるために他人のアカウントを悪用します。友人や同僚のアカウントが侵害されている場合、そこからトロイの木馬をダウンロードさせるメッセージが送られてくることがあります。
  • 利益欲を利用する:通常は有料のものを無料で提供すると持ちかけ、ダウンロードを誘導します。現金や高収入の仕事、無料ソフトやコンテンツを餌に、マルウェアをインストールさせる手口です。
  • 緊急性を演出する:「今すぐ対応が必要」といったメッセージで判断を急がせ、通常であれば行わない行動を取らせます。

こうした手口を組み合わせながら、サイバー犯罪者はさまざまなプラットフォームを通じてトロイの木馬を拡散しています。
An image showing various ways that Trojans are spread.

ファイル共有サイトとトレント

有料アプリやソフト、コンテンツを無料で入手しようとするユーザーは、トロイの木馬が多く潜むファイル共有サイトを利用しがちです。こうした被害は正規のプラットフォームでも起こります。たとえば、TelegramやDiscordで拡散されるトロイの木馬は、無料のゲームや映画を装っていることがよくあります。

こうしたサイトやチャンネルでは、管理者がアップロードされたファイルを常にチェックしているとは限りません。その隙を突いて、サイバー犯罪者はトロイの木馬を自由に配布できます。管理体制が不十分なサイトでは、こうした危険なファイルが長期間削除されない場合もあります。

メール添付ファイルとフィッシングリンク

サイバー犯罪者は、トロイの木馬をメール添付で送りつけたり、別のものを装ったマルウェア配布ページへのリンクを拡散したりします。知らない送信元からのメールやリンクは警戒されやすいため、著名人や正規企業になりすまして信用させようとするケースが多く見られます。

なりすましメッセージと偽アラート

Webサイト上の悪質な警告表示も、トロイの木馬拡散に利用されます。こうしたポップアップは、端末の通知や人気サービスのメッセージ画面のように見せかけて作られています。内容は「賞品が当たった」「デバイスが危険な状態にある」といったものが多く、後者はスケアウェア攻撃として知られています。いずれの場合も、リンク先ではウイルス対策ソフトや無料プログラムを装ったトロイの木馬をダウンロードさせようとします。

改ざんサイトとドライブバイダウンロード

トロイの木馬は、ユーザーがダウンロードボタンを押さなくても自動的に取得される「ドライブバイダウンロード」として配布されることもあります。サイバー犯罪者は、自ら管理するWebサイトだけでなく、乗っ取った正規サイトを使ってこうした手口を広める場合もあります。

アクセスしていたサイトの信頼性にかかわらず、自分の許可なくダウンロードされたファイルはすべて疑ってかかるべきです。

不正なWi-Fiネットワークと乗っ取られたWi-Fi

サイバー犯罪者は、トロイの木馬やそのほかの脅威を拡散するために、不正なWi-Fiネットワークを用意することがあります。たとえば、パスワード不要の公共Wi-Fiでは、接続前にキャプティブポータルの認証ページを開く仕組みが一般的です。通常は安全ですが、攻撃者が偽の認証ページを作成し、「接続にはファイルのダウンロードが必要」と見せかけることもあります。こうした手口が、トロイの木馬配布に使われる可能性があります。

トロイの木馬の種類

An image showing several subtypes of Trojans.トロイの木馬はいずれも安全なファイルやプログラムを装いますが、実際に引き起こす被害は大きく異なります。代表的な種類には次のようなものがあります:

  • スパイトロイの木馬:ユーザーの操作履歴や閲覧内容を記録し、スクリーンショットの取得やメールの収集などを行うスパイウェア型のトロイの木馬です。
  • キーロガー:入力内容をすべて記録し、攻撃者へ送信する危険なスパイウェア型トロイの木馬です。
  • 偽アンチウイルストロイの木馬:正規のウイルス警告を装い、「デバイスが危険な状態にある」と不安をあおって、偽のセキュリティソフトをダウンロードさせる手口です。
  • リモートアクセス型トロイの木馬(RAT):インターネット接続中であれば、どこからでもデバイスを遠隔操作できるトロイの木馬です。設定変更(例:セキュリティ機能の無効化)やファイル改ざん、追加のマルウェア導入などが可能です。
  • ランサムウェア型トロイの木馬:インストール後しばらくしてから作動し、データをロックして使用できなくします。復旧のために身代金の支払いを要求されるのが特徴です。
  • クリプトジャッカー型トロイの木馬:デバイスの処理能力を不正利用して暗号資産をマイニングし、その利益を攻撃者に送信します。
  • ボットネット型トロイの木馬:感染したデバイスをネットワークに組み込み、攻撃用の「ボットネット」を形成します。これにより、DDoS攻撃などに利用され、知らないうちに他者への攻撃に加担してしまう可能性があります。
  • ワイパー型トロイの木馬:データの窃取ではなく、重要データの削除を目的としたマルウェアです。妨害行為や破壊目的で使用されます。
  • いたずら型トロイの木馬:正規ソフトを装うものの、実害や監視を伴わないタイプです。画面表示を変更するなど軽微な影響にとどまることが多く、比較的無害とされています。

トロイの木馬感染のサイン

トロイの木馬の感染サインは、他のマルウェアに関連する警告サインと共通する点が多く見られます。影響範囲が広いため、注意すべき症状もさまざまです。

デバイスに現れる主な兆候

  • 動作の遅延やクラッシュ:マルウェアがシステムリソースを消費することで、全体的な動作が重くなり、アプリの反応が遅くなることがあります。
  • 不審なポップアップやアプリ:見覚えのないプログラムや通知が突然表示される場合は要注意です。特に「今すぐ対応」と促す警告には慎重に対応しましょう。
  • セキュリティ機能の無効化:追加攻撃のためにセキュリティソフトを停止させるトロイの木馬もあります。Windows Defenderなどが無効になっている場合は感染の可能性があります。
  • 不審なブラウザの挙動:意図しないサイトへのリダイレクトや、覚えのないツールバー・拡張機能の追加が見られる場合、トロイの木馬が原因の可能性があります。

トロイの木馬の検出と駆除方法

上記のような症状が見られる場合や、感染の可能性があると感じた場合は、まず状況を正確に把握することが重要です。

マルウェアスキャンの実行

信頼できるセキュリティソフトをインストールするか、端末に搭載されたセキュリティ機能を使用します。最新の状態に更新したうえで、フルスキャンを実行してください。RATによる妨害を防ぐため、セーフモードかつオフライン環境でスキャンするのも有効です。

マルウェアが検出された場合は、その種類や特徴が表示されます。トロイの木馬と特定されることもありますが、いずれにしても指示に従い、隔離と削除を実行してください。

システム動作の監視

不審な動作をチェックすることで、トロイの木馬の存在に気づける場合があります。ただし、長期間潜伏するタイプには効果が限定的です。

多くのOSには、動作状況や実行中プロセスを確認できるツールが標準搭載されています。WindowsではCtrl + Alt + Deleteキーを押してタスクマネージャーを開きます。Macではアクティビティモニタを起動し、稼働中のプロセスを確認できます。

これらの確認は、他のアプリを閉じた状態で行うのが望ましいです。一覧をチェックし、特にリソース消費が多いプロセスに注目して不審なものを探します。異常が見つかった場合は、トロイの木馬の可能性があります。該当プロセス名を検索し、詳細情報を確認しましょう。

インストール済みアプリ・プログラムの確認

端末にインストールされているアプリやプログラムの一覧を確認し、見覚えのないものがないかチェックします。不審なものがあればアンインストールしてください。スマートフォンの場合も同様に、インストール済みアプリを確認します。AndroidやiOSでは、アプリの権限ごとに一覧表示できるため、トロイの木馬の特定に役立ちます。SMS・通話、位置情報、アクセシビリティ、管理者権限など、過剰な権限を持つアプリには特に注意が必要です。

デバイスの種類にかかわらず、不審なアプリやプログラムは手動で削除してください。場合によっては専用ツールが必要になることもありますが、基本的なトロイの木馬であればアンインストールだけで対処できるケースもあります。

ネットワーク通信の監視

ネットワーク通信の状況を確認することで、トロイの木馬などのマルウェアを検出できる場合があります。データ使用量の急増や見覚えのないIPアドレスへの接続、不審な外向き通信は、情報の送信や外部サーバーとの通信が行われている可能性を示します。

Windowsの「Resource Monitor」やMacの「アクティビティモニタ(ネットワーク)」など、標準ツールを使って通信状況を確認できます。いずれも検索機能から簡単に起動できます。

異常に多くの通信量を消費しているプロセスや、頻繁に外部と接続している動作に注意してください。定期的にネットワーク状況を確認することで、見えにくい脅威の早期発見につながります。

トロイの木馬を防ぐための対策

トロイの木馬は人をだます手口を前提としており、被害の内容も多岐にわたります。身を守るには、サイバー犯罪者がよく使う手口や感染経路を理解し、セキュリティソフトを活用するとともに、日常的にリスクを減らす行動を習慣化することが重要です。

基本となるサイバーセキュリティ対策

トロイの木馬やその他の脅威から身を守るために、取り入れておきたい基本的な対策があります。

ソフトウェアを常に最新の状態に保つ

OSや各種ソフトウェアを定期的にアップデートすることは、トロイの木馬をはじめとする脅威への対策として非常に重要です。サイバー犯罪者は、古いソフトウェアに残る脆弱性を悪用してマルウェアを侵入させることが多いため、常に最新の状態を保つことでそうした弱点を塞げます。OSはもちろん、ブラウザ、セキュリティソフト、VPNまで、アップデートが提供されたら速やかに適用しましょう。

強力なパスワードを使う

キーロガー型トロイの木馬は、どれほど強固なログイン情報でも盗み取る可能性があります。それでも、強力なパスワードを設定することは、すべてのアカウントを守るうえで欠かせない基本対策です。パスワードは十分な長さを持たせ、英字・数字・記号を組み合わせるのが理想です。ランダムな文字列を使うことで安全性は大きく高まり、パスワードジェネレーターを使えば、複雑で安全なパスワードを簡単に作成できます。

利便性と安全性をさらに高めたいなら、ExpressKeysのようなパスワードマネージャーの活用が有効です。複雑なパスワードを安全に生成・保存し、複数のデバイスで自動入力できるため、パスワードの使い回しや漏えいのリスクを抑えられます。

さらに、強力なパスワードに二要素認証(2FA)を組み合わせるのが理想です。たとえトロイの木馬によってパスワードが漏えいしても、攻撃者は追加の認証を突破しなければならず、不正アクセスのリスクを大幅に下げられます。

安全なブラウジング習慣を身につける

トロイの木馬は主にオンライン上で拡散されるため、Web閲覧時には特に注意が必要です。

フィッシングメールを避ける

メールを扱う際には、常に慎重な確認が欠かせません。添付ファイルを開いたりリンクをクリックしたりする前に、送信元アドレスを必ずよく確認しましょう。知人や取引先からのメールであっても、不自然に感じた場合は電話など別の手段で確認することが重要です。フィッシングを見抜く力は、すべてのインターネット利用者に必要な基本スキルです。

危険なリンクを見分ける

悪意あるWebサイトへのアクセスは避け、フリーウェア配布元の利用には慎重になりましょう。トレントを利用する場合は、特に注意が必要です。ExpressVPNユーザーであれば、高度な保護機能を活用することで、さまざまなWeb経由の脅威への防御をさらに強化できます。利用できる機能はプランによって異なりますが、ExpressVPN は広告や危険なドメインなどをブロックできます。

サイバーセキュリティ意識向上トレーニング

機密データを扱う企業では、サイバーセキュリティ意識向上トレーニングへの投資を検討する価値があります。最新の脅威に関する知識を得られるだけでなく、不審な挙動を見抜く方法や、トロイの木馬感染のリスクを抑える習慣の定着にも役立ちます。

トロイの木馬攻撃の実例

神話のトロイの木馬とは異なり、コンピュータ上のトロイの木馬は、個人ユーザーから企業、政府機関に至るまで影響を及ぼす現実的な脅威です。以下の表では、代表的なトロイの木馬攻撃の概要をまとめています。

トロイの木馬 主な標的 攻撃内容 被害
1989 AIDS Information コンピュータファイル ランサムウェア 解除のために1人あたり189ドルの郵送支払いを要求
2007 Zeus(別名:Zbot) 金融情報 キーロガー、フォーム情報の窃取、Web改ざん、ボットネット MaaSモデルとして拡散し、GameOver Zeusなどの亜種で1億ドル以上の被害が発生
2007 Qakbot(別名:Qbot/Pinkslipbot) 金融情報 キーロガー、メール収集、ボットネット、ランサムウェアなど 10年以上にわたり活動し、最大5,400万ユーロの身代金被害
2013 CryptoLocker コンピュータファイル ランサムウェア 初期の大規模ランサムウェア事例の一つで、約2,700万ドル以上の被害と推定
2014 Dyre(別名:Dyreza/Dyranges) 金融情報 キーロガー、ブラウザ改ざん 企業の銀行取引を狙ったマルウェアで、世界規模で数十億ドル規模の被害
2016 Triada 金融情報 バックドア、クリプトクリッパー 暗号資産で26万ドル以上の被害、現在も継続的な脅威
2022 ANOM 犯罪容疑者 ハニーポット 世界各国で500人以上が摘発・逮捕された

FAQ:トロイの木馬に関するよくある質問

トロイの木馬は何をするのですか?

トロイの木馬はウイルスとは異なり、正規のソフトやファイルを装ってデバイスに侵入するマルウェアです。インストール後は種類に応じてさまざまな攻撃を実行し、個人情報の盗難、長期的な監視、ファイルの身代金要求、暗号資産のマイニングやボットネットへの悪用などの被害を引き起こす可能性があります。

トロイの木馬に感染しているかはどう確認できますか?

トロイの木馬を検出するには、信頼できる最新のセキュリティソフトでスキャンを行うのが最も確実です。手動で見つけられる場合もありますが、効率的とは限りません。セキュリティソフトはシステム内のファイルやプロセスをチェックし、不正なプログラムや悪意あるコードを特定します。

トロイの木馬を完全に削除するには?

多くの場合、最新のセキュリティソフトを使えばトロイの木馬は完全に削除できます。最終手段として初期化(工場出荷状態へのリセット)もありますが、すべてのデータが消えるうえ、バックアップから感染ファイルを復元してしまうリスクもあるため注意が必要です。

トロイの木馬に感染するとどうなりますか?

トロイの木馬に感染すると、被害内容は種類によって異なりますが、個人情報の流出や金銭的損失、なりすまし被害などにつながる可能性があります。また、デバイスが攻撃者に乗っ取られ、DDoS攻撃に利用されるボットネットの一部として悪用されることもあります。

トロイの木馬はスマートフォンにも感染しますか?

トロイの木馬は、iOSやAndroidのスマートフォンなどモバイル端末にも感染する可能性があります。特にAndroidでは被害が多く見られますが、Appleの閉じたエコシステムによりiOSは比較的安全性が高いとされています。ただし、実際の機能を偽ったアプリは、App StoreやGoogle Playのいずれにも存在する可能性があるため注意が必要です。

ネット上で身を守るための第一歩を踏み出しましょう。リスクなしでExpressVPNをお試しください。

ExpressVPN を入手
Content Promo ExpressVPN for Teams
Christopher Owolabi

Christopher Owolabi

Owolabi Christopher is a former tech writer at ExpressVPN with over seven years of experience covering cybersecurity topics like VPNs, password managers, and antivirus software.

ExpressVPNは下記の団体を支援しています

始める